Way 強く買いたい 9月2日 19:24 8/24ケビン小茄子さんの投稿を詳しく書いて見ました。これは、長期ですね。 医療システムのファインデックスが事業領域を拡大している。 視野が狭くなったり欠けたりする緑 内障かどうかを確認できる技術の開発を進めて健康管理の分野に乗り出すほか、 6月には訪問看 護計画をつくるサービスの提供を始めた。国内で医療費抑制が大きな課題となる中、医療システム で培ったノウハウや技術を生かす。 「(あらゆるモノがネットにつながる)IoTやビッグデータ活用の流れは医療でも進むはずだ」。 相原輝夫社長は医療業界の将来をこう見通し、事業戦略を描く。 同社は電子カルテや検査機器の画像管理など、医療関連のシステム開発・販売が柱だ。 東大医 学部付属病院や京大医学部付属病院などに導入実績があり、国立大学病院におけるシェアは7割 超を誇る。 医療とIoTの双方に精通している強みを生かし、新たな市場に乗り出す。 その1つが健康管理で、視野を簡単に確認できる技術の開発に取り組んでいる。 タブレット(多機 能携帯端末)のアプリなどの形で提供することで、来院せずとも家庭で視野異常を早期に発見する ことが可能になる。 脈などを測れるウエアラブル端末も開発、医療データの分析も手がける。 訪問看護の分野でも商機を見込む。病状や服薬状況などのデータに基づき、個々の患者ごとに訪問看護計画を策定する。 日本訪問看護財団(東京・渋谷)の評価手法に基づいており、訪問看護の質を高めることができる。 集めた看護データは人工知能(AI)を使って分析し、より最適な計画に つなげる。 ファインデックスはこれまで大病院を中心に医療システムを納入しており、小規模な診療所などへ の販路開拓に注力する選択肢もある。 ただ、診療所などで使われる医療システムは必ずしも高い情報処理能力を必要としない。 「競争相手がたくさんいるため、安値合戦に巻き込まれる」(相原社 長)ことから、新市場の開拓を優先させる。 事業領域の拡大は、国内の医療体制が将来、大きく変わる事態に備えたリスク管理の意味合い もある。 新事業はいずれも、医療費削減や健康寿命の延伸など国が目指す方向性と合致する。 病 院開設や設備更新の抑制など、医療システム業界に逆風が吹いた場合も収益を稼げる体制を整える。 非医療分野にも進出している。 紙の書類を電子化して管理する需要を見込み、オフィス向けの文 書管理システムの販売も始めた。 カルテなどで多くの書類を扱う医療業界と同様、賃貸や雇用契約で書類が多い建設・不動産や人材派遣などの業種を中心に、システムを売り込む。 同社の2016年12月期の売上高32億円のうち、大半は医療システムが占めている。 視野異常の計 測や訪問看護など医療関連の新事業と、オフィス向けシステムのそれぞれを、 7年後には医療シス テムと同水準の売り上げ規模にすることを目指す。 利益目標はさらに高い。新事業について、相原社長は「営業に人員を割いて売り歩く商売ではな い」と言い、 口コミなどで需要が広がる可能性があると読んでいる。 同社は直近5年間の売上高純 利益率の平均が約2割と高いが、今後はさらに高めることを目指す。 |